2013年12月02日

アマチュア無線の本当の終焉

公園パパは諸般の事情で懐かしい郷里の実家暮らしを始めました。

新居の書斎には小学生のころはまった江戸川乱歩のポプラ社の少年探偵団全巻を並べ、yahooオークションでサンスターのスパイ手帳、スパイパックを陳列しすっかり少年時代に戻った気分で毎日を過ごしていました。

そんな中、息子が「子供と科学」を購読するようになり、その中のアマチュア無線の記事を久しぶりに読み、ふと無線ごっこなどしてみようかと考え最近の無線の動向をネットで探ってみました。

そもそもお山の大将がたくさんいて不愉快極まりない無線の世界・・・素朴にラジオ少年のどきどきを感じるにはうん百万出してタワーを建ててリニアを炊いてDXCCの面子集めなんていうのは最悪ということはすでに10年以上前に経験済みなのでこの路線は却下

最初は学研のマイキットいじりでもしようかと思ったのですが、無線の音が恋しくなりちょっとハンディーで無線の世界をのぞいてみようかと思いました。50MHZのAMでEスポの賑わいでも聞いてみたい。あるいは山の上でロケーションのよさを聞いてみたい

さてハンディを買おうと思って選んでいるうちにアマチュア無線もデジタル化の波があると知りました。こんなに衰退してユーザーも減っている中まさか昔のDCLとAQSみたいなアホなシェア争いやってないかと思いきや、まさに真っ最中・・・ヤエスは特小方式、ケンウッドはほこりのたったパケットでナビトラもどき、ICOMはD-STARorzorz。まあマイクコネクタの8ピンさえ統一できないアマチュア無線業界・・・まだやってるのorz・・・これで激しく興ざめ

それでもデジタルな私としては職場に災害対策の430の無線機があるのでVoIPのリンク局でも作ってみようかと気を取り直して調べてみたらこちらもWires、eQSO、EchoLinkなどなど・・・しかもシェア争いの末に共食いになって衰退・・・そこにITリテラシィの低いJARLがいかにも官僚的なD-STARというとんでもねぇ劣化規格を投入・・・なんか昔とちっとも変わらないお山の大将がもはやだれもいなくなっているのにまだ大将やっているという開いた口がふさがらない状態

それではユーテリティ無線でも聞いてみようかと調べたら消防もタクシーもすべて5年以内に完全デジタル化だと・・・これではラジオライフの活路はほとんどないじゃないの・・・エアーバンド?山梨にそんなものないです・・・そのうちエアーバンドもデジタルなんて言い出すんだろうトホホ

あれやこれやでAmazonで昔なじみの無線機屋に発注しようと思っていた無線機もキャンセル・・・電子申請して復活しようとしていた無線免許も取り下げしました。

ふたたびモバイルな世界に戻ってほっと一安心。ドコモは山梨でもLTEの高速化の予定を発表しました。先日購入したF-01Fは1週間もバッテリー持つし。もはやアマチュア無線は金額的にも規模的にもわくわく感的にもまったく勝ち目がありませんね。衰退の一途と言われていたアマチュア無線は3メーカーのデジタル規格のバトルという正直かかわりたくもないつまらんシェア争いの末期症状で一気に脂肪という感じですね。

替わりに予算を天体観測にでもあてようと思う今日この頃です
星はデジタル化なんてされないでしょうしww

Posted by kouenpapa at 2013年12月02日 16:25 | PC