移動運用に対する準備


移動に必要な機材としては

  • 無線機:AGC流アマチュア無線の楽しみ方で推奨する(?)FT100、IC706等の小型マルチバンドオールモード機がおすすめです。最近のこの手の機種はエレキーまで内蔵していたりしてもう至れり尽くせりで、加えて自動車移動で行けないかつぎあげ移動の時も荷物にならないのでおすすめです。

  • アンテナ:無線機のオプションのマルチバンドモービルアンテナがあると移動地についてから土砂降りで一歩も外に出られない事態でもすぐに電波が出せます。また景観地で観光客の多いところなどアンテナが上げにくいところでもモービルアンテナはおすすめです。でも本格的にやるには伸縮ポールと八木等を用意します。伸縮ポールをタイヤベースの上に立てるやり方で私は14mh(!)という地上高を確保できるようにしています。これだと近くに障害物があってもそれを超えて飛ばすことが出来ます。伸縮ポールに必須なのはステーロープでステー用のアンカーもしっかり用意してなるべく木や看板にしばりつけることのないようにします。

  • パソコン:移動地まで行ってなんでパソコンと言うかもしれませんが、ログはなるべくハムログ等でつけておくと帰って30分でQSL印刷完了となり便利です。また以前他の移動地でやった人と再開していることがわかると感激します。パソコンは昔のPC98ノートのジャンクにハムログを入れたもので十分です。高価なWINノートを移動に持っていくのが心配な方はYAHOOオークションで98ノートを探して移動アイテムに加えて下さい。

  • 4WD車:林道を走りまくる以上はオフロード4WDが欲しいところです。それもできれば走行中も写るテレビ付の車両が望ましいです。というのは(これがAGCの秘伝なのですが)FMラジオ等聞きながらよく入る地点を見つけても実際運用してみても空振りにおわることが多いのですが、サービスの目的としているエリアにあるテレビ局(UHF局の方がベター)の映りが完璧なところはパイルアップを浴びる好地点です。移動時には山頂等を目指しがちですが、林道で山頂まで到達するのはなかなか難しく山腹であってもテレビ映りのよい場所は山頂に匹敵するくらい飛んだりします。

  • 登山用品:林道から100メートルでも山に歩いてはいる場合は十分な登山の装備をして下さい。登山用具の中では登山地図が必須アイテムです。林道に入る場合登山地図に詳細な林道の図が出ています。林道に入る前に地図をよく見て移動地をしぼりこみ最低限の林道走行を心掛けるべきです。林道から枝道に歩いてはいる場合登山地図を確認して入山して下さい。うかつに軽装備で入山すると遭難のもとになります。いくら車で入って行けるとしても標高1600メートル以上の高山かつ深山であることには変わりがありませんので。

以上の装備をできればコンパクトにして運べるカバン等に入れて車庫等の近くにすぐ出せるようにしてしまっておきます。移動に行こうと思い立ったら30分くらいで出発できるように、しかも忘れ物をしないようにいつもセットにしておくことが必要です。