実はあなたの身近にも


プレステに携帯電話、ネット常時接続とハイテクなお遊びがたくさんある時代に、あえて物に乏しかった時代の子供遊びを紹介しても現代っ子たちは見向きもしないと決め付けていませんか?実は昔も今も子供が好きなことは一緒だと私は思っています。ただ都市化が進み自動車が通る道が増え路地で子供だけで安全に遊べる環境が消えてしまったことが懐かしい子供遊びの場を奪ってしまっただけだと思っています。

子供たちは自動車が通らず安全な路地が与えられれば目を輝かせて懐かしい子供遊びをはじめます。ナンジャタウンや近隣の公園に子供を連れて行けば、あっという間に自分の幼少の頃の姿に我が子が変身するのを見ることは多いでしょう。

大人がしなければならない事は、子供遊びの安全な場を提供することと楽しみ方を伝授することです。一例として子供会のイベントとして車の通らないエリアでナンジャタウン顔負けのスタンプ探しのアトラクションを開催なんてどうでしょう。スタンプは神社の縁の下とか公園のベンチの下とかに隠しておきます。スタンプの近くにはスタンプのありかをほのめかすヒントを落書きなどで書いておきます。落書きの矢印で誘導なんて最高です。なにげに公園にいるお年寄りにもヒントを教える役をお願いする手もあります。地域の交流の場として最高でしょう!

昔ながらの遊び場は残っているものの少子化で閑散としている

懐かしい子供遊びは良いコミュニケーションの場となり子供の健全な成長に一躍買うと信じています。現代っ子は少子化で家の中の遊びが多いのでみんな対人恐怖症になっているのではと思うことがあります。そんな現代っ子は懐かしい子供遊びに飢えていると私は思っています。子供時代を思い出してその文化を伝承するのは親の務めです。

最近の都市公園は郊外にあり車に乗って出かけるような場所にあります。子供は親の車に乗らなければ都市公園にたどり着けないわけで遊ぶときも親と一緒でこれでは自宅の居間にいるのとまるで変わりません。

親から子供に伝授すべきことは子供が自力でたどり着ける遊び場を探すことです。しかも自動車事故に遭いにくいコースを通ってたどり着ける場所を探さないといけません。こうなると自動車でウロウロしても見つけることは不可能です。

5歳以下のお子さんなら自転車の後ろに子供を乗せる台をつけて、6歳以上なら自転車の乗り方を教え込んで親と一緒にサイクリングをして遊び場を探すと意外な発見があります。自転車は車が通れないような畑道や人の家の軒先を通るような道もどんどん走ることが出来ます。車が来ない小さい神社とか公園をみつけるには自転車は強力な武器になります。いつかは子供が自ら自転車に乗り遊び場にたどり着くことがサイクリングの目標になります。

私は幸運にして自分の生まれ故郷に大人になってからも住む幸運に恵まれました。自転車で散策すると懐かしい子供の頃に遊んだ公園や神社などがほとんどそのまま残っているのを発見します。しかし残念ながら少子化のためか子供の姿を見かけることはありません。どの地域にもまだ昔懐かしい遊び場は残っているはずです。その場所を守り地域の子供をそこに集めるのは大人のつとめです。

自転車はホームセンターで1万円以下で買える時代になりました。思い立ったらすぐに子供との「自転車ドライブ」を実践してみてください。

自転車で我が子と秘密基地探しに出発!