自転車乗り即習法


ひらがなとか早起きとか親の思いつくままに入学準備をしていたのですが、うっかり忘れていたことに自転車乗りがあります。地域にもよりますが小学校3年になれば自転車で出歩いても良くなるようです。その前に十分自転車乗りに熟達しておかなければなりません。ということは新入学の前には補助輪なしで自転車に乗れるようにしておく必要があります。

さて親に似てスポーツが苦手で臆病な我が子に「補助輪はずし」の試練をどうやって乗り越えさせるか?入学式まであと10日に迫ったある日、悩んだ私はネットであちこち調べてみました。どこのサイトにも共通してかかれているのは

ペダルを外して足でこいで進ませると早く乗れるようになる

という事です。早速自転車のペダルを外そうとするもやり方がわかりませんでした。ホームセンターで自転車ペダルのパーツの説明書を見てやっと外し方がわかりました。以下の写真をご覧下さい。

ペダルはクランクのアーム(銀色の部分)に対してねじ状につけられています。ペダルの根元にスパナやモンキーレンチをかけて自転車の進行方向と反対側にまわすとペダルのねじが緩んで外れます。すなわち右側と左側のペダルでは緩む向きが逆になるということです。しかも大変硬くペダルのねじは締まっているのでレンチの柄の部分をハンマーなどで叩いて緩める必要があります。参考までに外れたところの写真をご覧下さい。

さて補助輪とペダルを外したら練習場所を探します。交通安全上の問題ないことは当然ですが、

ゆるい下り坂であることが必須です。

下り坂を下り方向に向かってだけ練習させます。練習のスケジュールは

1.ペダルを両方外した状態で足で漕いで進む練習を一日10分で1週間

足で漕いで加速しその後、足を放した状態で20数えるくらいになったら次のステージに進みます。

2.ペダルを右だけつけて左足でキック右足でペダルひと漕ぎ一週間

ペダルを着けた途端に足漕ぎが下手になりますが基本はペダルなしでの足漕ぎでペダルひと漕ぎだけがおまけについたと思わせて応援してください。

3.いよいよペダルを両方つけて練習。すぐに乗れました!!

必ず下り坂方向で練習。1と2が十分出来ていればすぐ乗れるはずです。

我が子が自転車に乗れた瞬間・・・それはドラマのような涙が出てしまうほど感動するワンシーンでした。父親として我が子が自転車デビューを目撃できてよかったと思いました。入学後の初めてのまとまった休みであるゴールデンウィークには夢の「親子でサイクリング」が近くの森林公園のサイクリングロードで実現しました。今では週2−3日サイクリングロードでの「路上教習」が日課です。話は元に戻ります。路上教習のやり方ですが

4.サイクリングロードで今度は上り坂でペダルを漕ぎ出す練習

1でやった足こぎで加速してからペダルを漕ぐ練習です。上達には1ヶ月かかり、急な上り坂でも漕ぎ出せるようになったら卒業です。

5.路上に近い条件で交通ルールを学ぶ

山梨県にお住まいの方は金川の森、森林公園の「のりもの広場」のサイクリングロードがおすすめです。歩行者、急な飛び出しなどありとあらゆるミニトラブルを体験させることが出来ます。