なんと学校パンが!!


我が子も幼稚園を卒園することになったのですが、なんと卒園式のおみやげは学校パンでした。下記の懐かしい写真をご覧下さい。

昔ながらの袋です。現在もこの習慣が残っているとは感激もひとしおです。息子を地元の幼稚園にやってよかったと、卒園とはややかけ離れたオタッキーな感動をしてしまいました(^^;。早速中身を見てみることにします。昔は学校パンははだかのままこの袋に入っていました。パンの湿気で「祝」のはんこがパンの砂糖の部分に写っていたりしてまたその赤いところを食べるのが実は楽しみだったのですが、そのような非衛生的な事は現代社会では認められないのですね。中はビニール袋で覆われていました。

懐かしの学校パンです。子供も父親の喜んでいる顔を見てさぞおいしいかと思ったらしく、まず自分から食べたいと言い出しました。残念ながら子供には重曹の味はなじめなかったらしくあまりおいしいという反応は返ってきませんでした。昔は卒業式や終業式の後、普通の夕食の後に「学校パン」を4人家族で分けて食べました。ケーキなど一年に何度も食べなかった時代の話です。学校パンは貴重な祝いのケーキでした。でも現代は卒園の日の夕食はピザとケーキ(といってもシャトレーゼの廉価なものですが)、やはり「学校パン」は見劣りしてしまうのかもしれません。にもかかわらず「学校パン」の習慣を踏襲しているお世話になった幼稚園の先生方の熱意に感動しました。この習慣は残して物の少なかった時代を思い出すべきなのです。卒業式やお祭りのたびに子供に「学校パン」を持たせる・・・この事が大きな教育効果を持つのかもしれません。

「学校パン」は「学校」の教育の一環としての「パン」として、今もその習慣は残っていました!!