万力公園界隈


今回は万力公園についてです。山梨市の風景といえば万力公園というくらい象徴的な松林の風景は対岸の加納岩病院やイツモアからみると昔のままです。

私は万力公園の対岸の笛吹川の土手で昔ゲイラカイトというアメリカ凧を200メートルもの糸をつけてあげたことがあります。ところがあまりの強風で糸が切れ万力林に垂直落下してしまい、近くをとおりかかった消防所のおじさんに怒られました。小遣いはたいてかった凧と糸もすべて失い泣き面に蜂でした。そういえばそのころの土手は未舗装の砂利道でした。砂利道といっても土手の斜面につんである石がそのまま路面に露出しているので転びやすく危険な場所でした。

 

万力林の対岸が凧揚げには最高の場所でした

 

万力公園は動物園のゾーンとキャンプ場のゾーン、ローラースケート場とただのやぶに私の子供時代はわかれていました。動物園があった所はおなじみの銅像とお堀以外移転して通いつめた駄菓子の店は消えて遊具がありました。売店には駄菓子はなくちょっとさびしい気分でした。

 

万力公園の駄菓子屋のあったところは今は児童公園に

 

動物園は万力林の真ん中に移動してバブリーに再開発され昔の面影はありません。

やぶエリア(?)も整地されていて昔武器を作るのに使ってた笹やぶも消えています。ただつりばしだけは残っていてその周りは昔のままです。つりばしのまわりはほとんどジャングルのようなやぶだった時代を忍ぶことができます。梅雨時にはホタル鑑賞でにぎわう例のつりばしです。

 

6月には蛍が見える怪しげなつりばし

 

万力公園の北側にはローラースケート場と昔ながらのやぶがあります。ローラースケート場は昔は小学校ごとに曜日を決めないと混雑してけんかがおきるほどの状況でしたが今はローラースケートをしている人影は滅多に見られません。同じ事はサイクリングロードにも言えて昔はたくさんの小学生が自転車(ウィンカーのついた自転車ってありましたね・・・懐かしい!)で走っていましたが今は見かけません。

 

ローラースケート場は少子化で閑散としている

 

昔は万力林はどこもこのようなやぶだった

 

万力公園の北側にはちどり湖と市民会館があります。ちどり湖の風景は相変わらずで近くの140号線の通行料が異常に増えたことを除けば大嶽山方向のながめはまさに昔の子供時代のながめそのものです。4/29の大嶽山のお祭りではちどり湖沿いの堤防にのぼって息子と綿菓子やかき氷を食べるのが恒例になっています。ここで懐かしい友達に会うこともしばしばで欠かせません。子供にも思い出の場所になって欲しいと願っています。

]市民会館ですが、私の記憶が正しければ図書館は今のグリルパイナリ−のあたりにあったようにも思えるのですが記憶違いでしょうか?市民会館の図書館は私が中学時代に出来て、場所柄まさに北ブロックと南ブロックの接点でした。当時南中の生徒だった私にとって北中の女生徒を眺める格好の場でした。「隣の芝生は青く見える」の格言通り他校の女生徒が「青く見えた」記憶があります。その市民会館はいまや子供の幼稚園のイベント会場に・・・時代も移り変わったものです。

 

北と南ブロックの接点である図書館