「AirH" Phone」の衝撃


「AirH"」はDDIポケットのPHSを利用したデーター通信は定額の料金設定もあるサービスです。このサービス自体はかなり前からあり既に相当の方が(特に企業ユーザー)利用されているサービスです。オタッキーな私としては大変興味はあったのですが以下の2点でなかなか契約する気になれませんでした。

1.PHSの苦い思い出

6年程前PHSのサービスが始まった頃使われたことのある方はそのサービスエリアの狭さに閉口されたと思います。ほとんど使えるエリアが特に地方ではない。加えて通話するたびにまず時間にかかわらず10円が課金され(アクセスチャージとかいうらしい)その後従量制に課金されるという料金が短い時間の通話の多い方だと携帯よりかえって高価な通話料になってしまうこともあり、その後の携帯の通話料の値下げと共に安価な通話料というメリットも薄れPHSを手放すに至りました。よってなかなか「AirH"」としてPHSに再参入するには勇気が必要でした。

2.「AirH"」はインターネット専用端末の色彩が濃かった

定額でモバイルを実現する「AirH"」はインターネット専用の端末の色彩が濃く、既に家庭で5000円近くをインターネット常時接続に投資している状況であえてモバイル専用にさらに5000円近く投資することは実際上不可能でした。

そんな中、2003年4月「AirH" Phone」というサービスが始まるのを小耳にはさんでスケベ心を出して調べてみると「な、な、なんと!!」、驚きの連続でした。

1に対して サービスエリアは携帯並、アクセスチャージはなくなっていた

しばらく見ぬ間にDDIポケットのサービスエリアは私の地方では携帯並に広がっていました。眉唾と思いながら車で走り回ってDDIポケットのアンテナを確認すると、あるわあるわ500メートルおきに子供とよく行く公園の回りもアンテナだらけ、これなら公園パパもモバイルで退屈せずに仕事もはかどりラッキーと思ってしまいました。驚いたのは高速道路もほぼカバーされているということでこれだけのアンテナ資源を無駄にしてはいけないと本当に思いました。さらに私がPHSから足を洗う直接のきっかけになった最初の10円こと「アクセスチャージ」が廃止されていました(データー通信サービスに加入の場合)。公衆電話より安い通話料金の携帯です。子供の友達との長電話に耐えうる(?)料金体系です!!PHSの再参入の障壁が実は消えていたことに今ごろになって気づいた私はオタク失格ですねm__m

2に対して ドコモの携帯をやめる気にさせる端末が登場した

「AirH" Phone」端末は通話機能とモバイルのデーター通信機能を両立させたすぐれた端末です。端末の形は携帯電話と同じで普通に通話用として使える上に、データー通信の機能は2つの形態で利用可能です。1つはiモードのように携帯だけでメールやWEBが見れます。それも使いたい放題の定額で!!メールの機能は標準のPOPとSMTPに対応していてプロバイダーのメールが直に読み出せるというありそうでなかったかゆいところに手が届く高機能です。2つめは端末がUSB端子を持っていてパソコンに容易に接続してモバイル用モデムとしてデーター通信をすることが出来ます。携帯の小さい画面ではWEBが表示不可能な時、さらにiアプリのように有料ではなく無料で百貨賢覧楽しめるShockwaveのゲームなどをモバイルで楽しみたい時、使える端末です。新端末の登場のおかげでドコモのiモードの携帯を迷うことなく解約する気になりました。これで月々5000円弱のモバイルへの投資費用が捻出できました。2の問題は解決です。

実はJRCの「AirH" Phone」端末をつい先日予約しました。今のところ端末の発売を待っている段階です。このコーナーでは「AirH" Phone」の携帯と比しての利用可能エリアの満足度、自分自身及び子供の「AirH" Phone」のコスト/満足度、「パケ死」を予防しうる端末なのかについて検証していく予定です。AGCのWEBに公園パパの暇つぶし携帯用掲示板 を作りました。我が子が公園で遊んでいるのを見ながら退屈なお父さん同士語れるとうれしいです。子供の「パケ死」を予防するために、「AirH" Phone」をヒット商品とすることでさらなる「定額通話携帯」への道を皆さん切り開こうではありませんか!!