「ぼくのなつやすみ」のすすめ


ゲーム文化の入門用に最適で、しかも父親の知っている子供文化を息子と一緒に楽しめるという一石二鳥的ソフトがあります。プレイステーションの「ぼくのなつやすみ」「ぼくのなつやすみ2」がおすすめです。

主人公は小学校2年生の「ぼく」君。夏休み母親の出産でおじさんの家に預けられるというのがこのゲームの導入場面です。おじさんの家の周りにはクワガタやカブトムシを採集できる野山、魚釣りの出来る小川、近所の悪がきがたむろする「秘密基地」など古きよき時代の思い出がぎっしり配置されています。クワガタなどの「ムシ相撲」でお互いの宝物「アイテム」を戦わせまた交換するなど「アイテム」交換による交流が父親の時代にもあったことを子供にわからせ、さらに現代にも通じる「アイテム」での交流のノウハウを教えてくれます。「ムシ相撲」で認められると「秘密の場所」への道をガキ大将が教えてくれますが、なかなか一筋縄でいかないあたりもリアルに再現されています。しかもゲームというよりシミュレーションといった感じであまり反射神経を要求されません。ゲームの世界に入門したいお父さんも我が子と共に勉強できます。