AirH" Phoneをパソコンにつないで使う
AirH" Phoneをパソコンにつないで使う場合のノウハウをまとめてみました。AirH" Phoneはつなぎ放題プランの場合32kパケットによるデータ−通信となります。普通にUSBモデムとしてAirH" Phoneをつないで使うと20K−BPS程度の通信速度しか出ないため、昔の28Kのモデムを思い出させるようなあまりの遅さに私も唖然としました。ところがこれを高速化するノウハウがあるのです。スピード的には200-300KBPSとなり画像もサクサク表示されるようになります。この世界を知らずにAirH" Phoneは遅いからだめとあきらめて欲しくないのであえてこのコーナーを作りました。 1.まずAirH"アクセルというソフトをインストールします 下記でダウンロードしてください。 http://www.ddipocket.co.jp/customer/download/airh_accele/index.html 「アクセル」という位だから随分加速するのかなと思って期待したあなた・・・この段階ではほとんど速くなりません。続いて2にすすみます。 2.プロバイダーはデーター圧縮サービス対応プロバイダーに契約 AirH”対応のプロバイダーであればほとんど大丈夫です。最安値はIIJmioでしょう。ただしメールの送信ができません。そこでhotmailなどのフリーメールを使うかpop before SMTPに対応しているぷららのメールアドレスを組み合わせて使われているようです。対応プロバイダーは下記をご覧下さい。 http://www.ddipocket.co.jp/p_s/service/provider/air_h.html 3.データ−圧縮サービス用のソフトをインストールする 下記で無料でダウンロードでき無料で利用できます。 http://www.ddipocket.co.jp/customer/download/tornado/index.html 画像の圧縮の設定とプロバイダーの設定以外は特に変更は不要です。画像の圧縮は私は「中」を好んで使っています。接続スピードと画質のバランスが気に入っています。勿論画質を気にしない向きには「最大」の圧縮がおすすめです。とっても高速になります(300kbpsくらい出ます)。 4.Air Keeperをインストールする フリーソフトで下記でダウンロードできます。 http://air.fem.jp/airkeeper.html このソフトはしばらくWEBを眺めていてからリンクをクリックしたときのレスポンスを飛躍的に向上させます。回線つなぎっぱなし独占状態で使うわけですが私の住んでいるど田舎ではほとんどAirH"ユーザーがいない(人もすんでいない)状況なため贅沢に近くの基地局を使わせて頂いております。毎日立派な基地局アンテナを見るたびにこのような設備を自分のもののように使えるなんて月5000円(A&B割を使えばなんと3000円台!!)は安いとDDIポケットに感謝しております。 5.速度が加速されていることを確認する 以上準備が出来たら下記サイトで速度計測します。 http://www.musen-lan.com/speed/speed-img.html この画像読み込み版の速度計測が一番体感速度に近い数字を出してくれると個人的に思っているためあえて紹介します。他の計測サイトはデータ−圧縮サービスの効果が今ひとつ反映されません。私の場合画像圧縮中で「120-150KBPS」、画像圧縮最大で「280-300KBPS」は出ました。 6.つなぎ放題でなくてもよいならフレックスチェンジを導入 まずAirH" Phoneのファームウェアを下記のサイトを見て1.20にバージョンアップします。 続いてDDIポケットのサポートに電話してプランを「ネット25」に変更します。変更したら「つなぎ放題コース」のアクセスポイントは使えなくなりますのでパソコンのダイアルアップの電話番号を下記に変更します。以上で32kパケットの1.5−1.7倍の速度にアップします。 0570-570-200##7 フレックスチェンジのアクセスポイント ネット25のアクセスポイントは通常フレックスチェンジと128kパケットしか公表されていません。JRCのページにはAirH" Phone単体のネット25接続について記載がありません。実は下記の裏技でネット25をAirH" Phone単体で利用することが可能です。。 ネット25に契約すると「0570-570-200」しか電話がかけられなくなります。従って32kつなぎ放題のアクセスポイントは番号が違うのでかけられなくなります。それではどうやって32kパケット通信をネット25で実現させるかそれは 0570-570-200##61 にかければよいのです。要は「##7」がフレックスチェンジ「##64」が128パケット、「##61」が32kパケットなのです。ネット25ではこの3つの通信方式の比較が電話番号を変えることによって簡単に実現します。 話が脱線しましたがAirH" Phoneをフレックスチェンジで利用すると、圧縮「中」で250-280kbps、圧縮「最大」でなんと500Kbps近く(0.5M!!!)ものスピードが出ます。AH−N401Cで確認した128kパケットのスピードとほぼ同様のスピードです。AirH" Phoneは128kパケットに対応していないもののフレックスチェンジに対応してくれたおかげで充分通信速度的に満足の行く端末になったと思います。 先日スーパーのベンチでパソコンをつないでAirH” PhoneでWEBを見まくっていたところ隣にいた人が「ここは無線LANができるのですか?」と聞いて来ました。PHSでつないでいる旨を話したところ「こんなに高速に接続できるのですか?」と随分感激していました。AirH" Phoneは外出先で信じられないほどの高速のインターネット接続を実現してくれます。ただそれを実現するためには随分いろいろなノウハウが必要だということがわかり整理して掲載しました。 補足:データー圧縮サービスを利用するとよく通信が止まってしまう場合 私の場合のトラブル経験ですがDELLのInspironのノートでLANカードをPCMCIAに挿入したままUSBにAirH" Phoneをつないで使っていたところ、よくデーター圧縮サービスが止まることがありました。LANカードを抜いたところ全く問題なくなりました。USB経由とLAN経由の2系統のインターネット接続(TCP/IP)をアクティブにしておくと不具合が出るようです。取り外しできるLANカードは外し、取り外せないLANカードはデバイスマネージャーで使用不可に設定することでこのトラブルは解消できました。 |